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若手社員の「企業型確定拠出年金」運用について①

花子

私の会社は「企業型確定拠出年金」をやっているけど、どうしたらいいかよく分からないわ?

クルーニー

そうだよね。入社時に「企業型確定拠出年金」の説明を受けただけでは分からないと思うよ。分かりやすく説明するね。

 

目次

ポイント

あなたの会社の「企業型確定拠出年金(企業型DC)」には様々な商品があると思います。「定期預金」「年金傷害保険」「株式ファンド」「債権ファンド」「バランスファンド」・・・etc. 投資初心者はこの中から何を選んだらいいのか分かりませんよね。投資初心者の若手社員に向けて「企業型確定拠出年金」のポイントを一つづつ丁寧に説明していこうと思います。今回のポイントは下記です。

株式100%」の商品を選ぶ

「株式100%」の商品を推す理由

あなたが若手社員(20代~30代)であれば「株式100%」の商品を選定すべきです。株式が一番高いリターンを期待できるからです。皆さんの中には「株式はリターンが高いけど、その分リスクも高くなるんじゃないかしら?」とか「株式は『ハイリスク・ハイリターン』だから、なんだか怖いわ!」といった意見を持つ人もいるかもしれません。だけど大丈夫です。私がどうして「株式100%」をお勧めするかの理由を上げてみたいと思います。

「確定拠出年金」は必然的に「長期運用」になるから

「企業型確定拠出年金」はどんなに早くても60歳以降になるまで払い出しはできません。これは「確定拠出年金」の大きな特徴です。もっと早くにお金を引き出して使いたいと思っても絶対に出来ません。あくまで定年退職以降の生活に備えての資産形成を行うためのものだからです。なので例えば新卒の新入社員のみなさんであれば、現金を受け取るまでに否が応でも40年とか50年といった超長期の運用をすることになります。

資産運用の鉄則に「バイ・アンド・ホールド」という言葉があります。これは商品を1度買ったらずっと持ち続ける方法であり、統計学上も頻繁に売買するよりも高いパフォーマンスになることで知られています。この「バイ・アンド・ホールド」は一般的に強い精神力が必要で、出来る人出来ない人で個人差が生まれると言われています。ところが「企業型確定拠出年金」は「1度買ったらほったらかし」になり易いので、結果「バイ・アンド・ホールド」になる人が多くなると考えます。

そしてもう一つ大事なことが、長期運用になればなるほど「株式」の高いリスクは時間が解決してくれることです。「ウォール街のランダム・ウォーカー」の中でマルキール先生は、15年以上運用すれば「S&P500(米国株式)」は過去70年のどの15年を切り取ってもリターンはプラスであることを示しています。時間を味方に付けることが出来るのは若い社員の皆さんの特典です。これを活かさない手はありません。これからの長い社会人生活があるからこそ、株式のリスクを低減させ、大きなリターンを目指すことが可能なのです。

「確定拠出年金」は必然的に「積立投資」になるから

「確定拠出年金」は基本毎月一定の額を積み立てる「月払い」が主流です。「定額・月払い」は「平均購入価格」を抑える効果が期待できます。つまり「高い時は少なく、安い時は多く」買うやり方であり「ドルコスト平均法」と言われています。

株式は他の商品に比べて当然に価格変動(ボラティリティ)が大きいです。価格変動が大きければ大きいほど「ドルコスト平均法」では有利であり、価格の値幅を利益に変えられると言われています。株式の資産運用は、将来にわたって世界の経済は右肩上がりである事を信じて行っている訳であり、その途中で保有している商品が値下がりしたとしても心配いりません。逆にそれは「バーゲンセール」で「良い物が安く買えてラッキー」くらいに考えましょう。「株式100%」が「ドルコスト平均法」のメリットを最大限活かせるのです。

税制メリットを生かすには「債権」はもったいないから

「債権」は「株式」の商品に比べるとリスクは小さいです。しかしその分リターンも「株式」に比べて下がりやすくなります。私は最初からリターンが低くなる可能性が高い「債権」をあえて「企業型確定拠出年金」に入れる必要はない、と考えます。

「確定拠出年金」の大きなメリットは、運用収益(儲け)が非課税であることです。通常の取引であれば運用収益に「所得税15%」「住民税5%」「復興特別所得税0.315%」の合計「20.315%」が課税されます。しかし「確定拠出年金」にはこれがかかりません。この税制メリットを最大限活かすべきです。

もし「アセットアロケーション」を勉強されて、どうしても分散投資として「債権」を持ちたいと考えるのであれば、「企業型確定拠出年金」ではなく、一般の「特定口座」で持つことをお勧めします。「企業型確定拠出年金」はあくまで「株式100%」でいいでしょう。

まとめ

 「企業型確定拠出年金」の説明会で「分散投資」「バランス」が大事という説明を受けたかもしれません。私が勧めているやり方はそれとは真逆のようでありますが心配しないで下さい。若手社員のみなさんは「株式100%」の商品を選ぶことがベストの選択です。

 一番やってはいけないのが、「株式」は元本割れしそうで怖いから、元本保証の「定期預金」や「年金傷害保険」だけを選んでしまうことです。これはいけません。何年か後「わたし、なんでこんな運用をしてきちゃったのかしら…!?」と絶対に後悔することになりますから。

次回は「企業型確定拠出年金」二つ目のポイントについて説明します。

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