企業型DCの選び方を山崎元さんが解説

「All About マネー」というユーチューブ動画で、山崎元さんが「確定拠出年金(企業型DC)商品の選び方」というテーマでお話されていました。その内容をまとめます。

目次

企業型DCはダメ商品が多い

確定拠出年金(企業型DC)について、実際色々な企業のものを見てきました。どこの会社も運用商品は20個~30個くらいです。仮に20個商品があるとすると、そのうち18個くらいはダメな商品であるところがほとんどです。

外国株式100%のインデックスファンドを選ぶ

確定拠出年金の商品の選び方としては、「インデックスファンド」の「手数料の安いもの」に集中することが正解です。

運用説明(ガイダンス)などを聞くと、なんとなく「バランスファンド」、つまり株と債権を両方組み合わせたような商品に誘導しようというケースが多いような気がします。

また「ターゲットイヤー型」とか「ライフサイクルファンド」という投資家の年齢などに応じて資産配分を変える商品に誘導しようとするケースも多いです。こういった商品はいずれも選ばない方がいいです。

確定拠出年金は運用している資金の中で、出た利益を税金が掛らない形で複利運用できるのがメリットです。今の時代は「債権」はほぼ「ゼロ金利」ですから、「債権」の入った「バランスファンド」を入れるのはもったいないです。

確定拠出年金は「株式100%」のものに集中させるべきです。そしてまだ積み立てる余裕がある場合に「バランスファンド」などを一般の口座(特定口座)の方で積み立てて、調整するのがよいでしょう。

確定拠出年金で選ぶ商品は「世界株」があれば「世界株」です。なければ「先進国株」を選びましょう。いずれも「インデックスファンド」で、なるべく「手数料の安いもの」を選んでください。

地雷商品を選んではいけない

確定拠出年金の中には金融機関が儲けるために、例えば「アクティブファンド」で「信託報酬1.5%かかります」みたいなものが相当数入っています。

我々はこういった商品を「地雷」と呼んでいます。

何も知らない人が間違って踏んだら(選んだら)、金融機関が儲けることができるので用意しているのです。ひどい話です。こういった「地雷」商品は避けて、「インデックスファンド」を選ばなければいけません。

まとめ

確定拠出年金は長期に少しずつ貯まっていくのですから、あまり細かく気にはしないで下さい。ただ選ぶ商品は「外国株式」の「インデックスファンド」の中から選ぶということです。

もしそこに、もう少しだけ多様化したいということであれば「日本株」を少し持つのもいいでしょう。その程度のやり方で十分です。

確定拠出年金のパンフレットには様々な商品が色々と載っていますが、それらは見ない方がいいです。繰り返しますが、「外国株式」「インデックスファンド」「手数料の安い物」の中から選んでください。

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