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「企業型確定拠出年金」で絶対にやってはいけないこと

これまで「企業型確定拠出年金」の商品選定ついてお話してきました。今回は「これだけは絶対ダメ」という切り口でお話しようとおもいます。

目次

ポイント

管理人が「企業型確定拠出年金」において、若いみなさんに一番伝えたい核心部分です。

「企業型確定拠出年金」は「元本確保型」商品100%の運用はダメ!

「企業型確定拠出年金」の運用の実態

まずは「確定拠出年金」がどのように運用されているかを統計資料で見てみましょう。

これを見ると、預貯金や保険などの「元本確保型」商品のウエイトが”51.95%”と過半数を占めていることが分かります。つまり圧倒的多数の人が、自分の資産について「絶対に元本割れしたくない!」「銀行預金が一番安全」「投資信託はよく分からないから怖い」と考えているのです。

特に「企業型確定拠出年金」の場合は、本人ではなく会社が毎月の掛け金を拠出していますので、若い人にとってまったく関心が無い事柄になっています。ほとんどの人が入社時に「企業型確定拠出年金」の説明を受けても、チンプンカンプンでよく分からなかったはずです。そしてそのままほったらかしにていると、初期設定されている「元本確保型」商品になってしまい、その後何年もそのままという人が実際に多いのではないでしょうか。

「利回り」について考える

「定期預金」の金利は今どうなっているか知っていますか? ”0.01%”程度です。減りはしませんがほとんど増えません。仮に残高が100万円あったとしても、利息は年間100円しかつかないということです。

「企業型確定拠出年金」は実は「口座管理手数料」というものが発生しています(年間2,000円~3,000円程度)。この手数料は会社が負担しているので気が付きにくいですが、これを加味して考えると、「元本確保型商品」だけの運用は、実は元本割れ」を起こしているのです。

一方「投資信託」は元本割れのリスクは確かにありますが、「長期」の運用であればそのリスクは限りなく「ゼロ」に近づくことになります。そしてリスクをとった分「リターン」が生まれます。「リターン」は「年平均○○%」というように、過去実績が示されていますので、商品ごとに調べてみてください。

毎月1万円を40年間積み立てた場合

下記表は毎月1万円を40年間積み立てた場合、平均利回りの違いによって評価額がどのようになるかを簡単に表したものです(運用成績の良い年も悪い年もありますので、実際はこのように一律で増えるわけではありません)。

わずか数%の違いでも長期運用すると、リターンはとんでもない違いになるとはおもいませんか? もし仮に”年7%”平均で40年間運用すれば、毎月1万円の拠出で「2,000万円」問題をクリアする運用結果になります(”7%”はもしかしたら欲張りすぎかもしれません)。

複利の力!

上記の表を分かりやすくグラフにしてみました。(繰り返しますが投資信託はこのように一律に増えていくわけではありません。参考数値です。)特に後半の増え方がすごいですよね。

どうしてこのようになるのかというと、「投資信託」は「複利」運用できる金融商品だからです。「複利」は利子を元本に組み入れ、大きくなった元本に対して利子を得ることで「金が金を儲ける」構造になっています。考え方としては非常にシンプルですが、時間が経つにつれリターンは大きくなり、金額は「雪だるま式」に増えていくことになります。

アインシュタインは「複利」のことを「人類最大の発明」とまで言いました。「株式」や「ETF」も「複利」運用できそうですが、実はできません。「複利」の力を最大限利用できる「投資信託」はそれだけメリットが大きいといえます。

まとめ

「企業型確定拠出年金」はリスクをとって積極的に運用しよう!

実は管理人の所属する会社も「元本確保型」の定期預金を積み立てている人が圧倒的多数です。それぞれ個々の明確な考えがあってそうしているのであればいいのですが、単に「勉強不足」(これをネットでは『金融リテラシーが低い』などと言っています)のためにそうなっているのであれば本当にもったいないとおもいます。

特に若いみなさんは、学校でも習ってこなかったことですし、生まれて初めての「資産運用」が「企業型確定拠出年金」となる人が大半です。最低限のツボをおさえ、最初に間違った選択さえしなければ、あとは忘れてほったらかしでいいです。なんとしてでも最初に正しい選択をしてほしいのです。

中にはどうしても「元本割れ」のリスクに対して抵抗感のある方もいらっしゃるでしょう。そういう方は無理に「投資信託100%」にしなくてもいいとおもいます。例えば「定期預金70%、投資信託30%」でもいいです。少しでもいいですからリスクをとって運用してみてください。時間が経過するにつれ、きっと「資産運用」の楽しさ、面白さに気づくことになるはずです。

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