まずは「つみたてNISA」で「インデックス投資」を始めました。当然それだけでは寂しいので、特定口座でも投資をしたくなります。ただ管理人は投資初心者のため、大きな金額を入れることにはまだまだ抵抗があります。そこで無理をしない範囲で「毎日100円積立」をすることにしました。
インデックス商品を数種類、「SBI証券」と「マネックス証券」に分けてスタートさせました。わずか100円ですが毎日の相場の値動きを忠実に拾っていくので、これはこれで面白いです。常に資産運用をしているという実感が持てます。
しばらくして管理人は、この「毎日100円積立」をエクセルに入力して数値の推移を見てみようとおもいました。どうしてその金額になったのか、自分なりに「投資信託の仕組み」を理解したかったからです。毎日の 「基準価額」「拠出額」をエクセルに入力します。その結果 「口数」「評価額」「損益額」 が自動計算されるようにします。毎日100円で何口買えたかを集計する簡単なものです。集計表はすぐに出来ました。
早速これまでの取引金額をエクセルに入力してみました。するとエクセルの数値と証券口座の数字が「SBI証券」の方はだいたい一致するのですが「マネックス証券」の方はなぜか一致しません(わずかな金額なのですが)。管理人は1円単位までピッタリ合わないと気が済まない性格です。「何で合わないんだろう?」と調べてみました。
原因は意外と早く分かりました。投資信託を購入する際の「小数点以下の口数(端数)処理」の違いからきているようです。この「端数処理」は証券会社ごとに対応が違うとのことです。「SBI証券」は「四捨五入」 (厳密にはちょっと違うらしいですが)、「マネックス証券」は「切り上げ」を採用しているらしいのです。
どういうことかと言うと、例えば基準価額「30,000円」の投資信託を100円分購入する場合、単純に計算すると「33.333・・・口」となります。これを四捨五入した場合は「33口」、切り上げした場合は「34口」となります。同じ購入金額でも、証券会社によって購入口数が違ってくるというのです。
そこでエクセル集計表の「マネックス証券」の購入口数の計算式を「ROUNDUP関数」で「切り上げ」に修正してみました。するとエクセルの数字は、証券口座の数値とピタッと一致するではありませんか! なるほど「マネックス証券」は端数の「切り上げ」処理をしていることに間違いありません!
これはどう考えても「マネックス証券」の方が得です。「SBI証券」に「毎日100円積立」をする理由がなくなりました。管理人は「SBI証券」の「毎日100円積立」はすべて解約し、「マネックス証券」に集中させることにしました。管理人のこの性格、細かすぎるでしょうか?